K字回復型 事業承継ワークショップ
“語る”ことから、未来が動き出す
親と子、経営者と後継者が、会社の価値や未来像を共有するための対話プログラムです。理念や経営観など、言葉にしづらいテーマこそ、丁寧に対話する時間が必要です。ワークショップ形式だからこそ、お互いの違いや想いを受け止め、前向きな承継の形が見えてきます。
継ぐために、まず“語る”時間を持つ
このワークショップの主役は「対話」です。30の問いかけをもとに、お互いが考え、話し合い、言葉を交わしながら、自社の未来像を描いていきます。特にこの時間が重要なのは、数字や手続きでは補えない「価値観のずれ」や「思い込みのギャップ」に気づけるからです。承継を円滑に進めるためにも、まず“語る”ことから始めませんか。
対話が難しい理由と、だからこその必要性
親子で向き合おうとしても、なぜかうまく話ができない。それは以下のような「違い」があるからです。
- 生きてきた時代の違い
- 積み重ねた経験の違い
- そして、根本的な価値観の違い
これらの違いを理由に対話をあきらめるのではなく、あえて話すことで、未来が見えてくる。
このワークショップは、そのきっかけをつくります。
開催形式と参加の特徴
このワークショップは、1名のファシリテーターが伴走しながら進行する、親子3組限定の少人数対話形式です。各回でファシリテーターが親子の対話を丁寧にナビゲートし、それぞれが安心して本音を語れるようサポートします。また、他の参加者の対話や悩みからも多くの学びが得られるのがこのワークショップの特長のひとつです。「自分たちと似た課題を抱えている」「そんな視点があるのか」と気づくことで、親子の対話がより深く、豊かになります。

「親子承継対話」のルール
- 積極的かつ肯定的な態度で対話する ~互いに否定から入らず尊重する~
- 未来志向を持つ
- 共通の目標設定をする
- メタ的視点(客観的に物事を眺める姿勢)を持つ
対象者と参加条件
本プログラムは、経営者と後継者がペアで参加することを前提としています(親子に限らず、親族や社員からの承継でも可)。経営者として「何を残すべきか」を考える方と、後継者として「どこから引き継ぐか」を考える方、双方が参加することで、対話の意味と深さが生まれます。
こんな方におすすめです
- これから家業を承継する予定の親子
- 事業承継について、気まずくて本音で話せていないと感じている方
- 親が何を大切にしているか、本当のところが分からない方
- 子に何をどこまで継がせるか、悩んでいる経営者
- 相手を否定せずに、前向きな対話をしてみたいと思っている方
※ 実子に限らず、義理の子や社員後継者との参加も可能です。
開催概要
- 形式:少人数・対話型ワークショップ(全7回)
- 対象:中小企業の経営者と後継予定者(親子参加推奨)
- 定員:3組限定(1組2名)
- 費用:770,000円(税込)/1社(経営者+後継予定者の2名分)
- 会場:全国主要都市で順次開催予定(詳細は別途ご案内)
- 進行:ファシリテーターが全回に伴走
※開催日程・地域は決まり次第ご案内します
※参加には事前面談が必要な場合があります
対話のゴール
- 「親子で共有できるビジョン」と「現実的な戦略」を明文化
- 社員・取引先・地域との関係性も含めた、会社の“未来像”を再定義
- 相互理解と信頼関係の再構築を通じて、承継後のスムーズな移行を可能に
各回のテーマ
第一回|アイスブレイクと価値観の共有
金の糸ワーク、経営に関する質問などを通じて相互理解を深めます。
第二回|ドラッカー5つの質問で経営観を言語化
親子それぞれの「経営の軸」を整理し、価値観の接点を見出します。
第三回|事業ストーリーを共創する(創業地訪問)
過去〜現在〜未来の物語を描き、「次の章」をプレゼンします。
第四回|理念とビジョンの策定(リトリート形式)
自然に囲まれた場で、対話を通じて静かに言葉を紡ぎます。
第五回|戦略対話(AB3C/戦略キャンバス)
親子で新規事業アイデアを構想し、他参加者とプレゼン交流を行います。
第六回|事業承継計画づくり
スケジュールと役割を整理し、「継ぎ方」を明文化します。
第七回|事業計画のプレゼンとフィードバック
承継後のビジョン・財務計画を発表し、他者と共有します。
参加をご検討中の方へ
親子で語ることで、これまで言葉にしてこなかった価値が、少しずつ形を帯びてきます。
事業承継に不安や迷いがあっても構いません。
「話してみること」から始めてみませんか。
よくあるご質問(FAQ)
Q.他の参加者に話を聞かれるのが不安です
A.少人数制で進行し、信頼関係を築いてから対話に入ります。無理な発言は促しません。
Q.必ず親子で参加する必要がありますか?
A.基本は親子参加を推奨していますが、経営者と後継予定者のペアであればOKです。